第8条 平泳ぎ(SW7)

1スタートと折返しの後の最初の一かきの始まりから、身体はうっ伏せでなければならない。いかなる時でも仰向けになってはならない。(SW7.1)

2両腕の動作は、同時に、左右対称に行わなければならない。(SW7.2)

3両手は一緒に胸より水面、水中または水上から前方へ揃えて伸ばし、水面又は水面下をかかなければならない。肘は、折返し前の最後の一かき、折返しの動作中、およびゴールにおける最後の一かきを除き、水中に入っていなければならない。両手は、スタートおよび折返しの後の一かきを除き、ヒップラインより後ろに戻してはならない。(SW7.3)

4両脚の動作は、同時に左右対称でなければならず、交互に動かしてはならない。(SW7.4)

5両足のけりは、後方の外側に向かわなければならない。あおり足、バタ足および下方へのドルフィンキックはいかなる場合も許されない。足が水面より出ることは、下方へのドルフィンキックでない限り違反とはならない。(SW7.5)

6折返しおよびゴールタッチは、両手同時に行わなければならない。タッチは水面の上下どちらでもよい。タッチの前、最後の腕の動作後は頭が水没してもよい。(SW7.6)

7競技中は一かきと一けりの一連の動作中に頭の一部は水面上に出なければならない。頭の一部が水面上に出るということは、頭の一部が完全に水面より上に位置し、かつ空気に触れることをいう。頭頂部が波をかぶっている状態は認められない。(SW7.7)

8スタートおよび折返し後は、完全に身体が水没した状態で一かきと一けりを行うことができる。この場合、腕と脚の動作が不完全であっても、それは一かき、一けりとみなされる。
二かき目の両腕が最も幅の広い部分で、かつ両手が内側に向かう前までに、頭の一部は水面上に出なければならない(SW7.7)