平成15年度 長野県県水泳連盟、主要・公認競技会に於ける重要改正点及び確認点
1.コンピューターに依る、競技者登録並びに競技会申込手続きへの移行について
1)日本水泳連盟のコンピューター化に伴い、日水連の指導に基づき県水連も、リレー種目を含めコンピューター化を実施する。(Windows対応、改訂版)
 ※但し、高体連、中体連の主催する競技会はこの限りでない。
2)コンピューター化の推進について、登録資格委員会が中心になって行う。
従って、団体登録を行うチーム及び、個人登録を行う選手は、次の加盟する地区連絡協議会、登録委員と充分な連絡を取り合い、100%導入にご協力頂きたい。
イ.県水泳連盟、委員長、荒木英明、〒386−0003上田市大字上野7−1
 上田東スイミングクラブTEL0268−25−5151
口.地区担当委員
 *北信ブロック 委員 西沢克芳 〒380−8546 長野市南県町657信毎ビル内
  長野県水泳連盟事務局 TEL 026−232−0888
 *東信ブロック 委員 荒木英明 〒386−0003 上田市大字上野7−1
  上田東スイミングクラブ TEL0268−25−5151
 *中信ブロック 委員 西村博守 〒390−0851 松本市島内5304
  スポーツネットワークサム松本 TEL 0263−47−0370
 *諏訪ブロック 委員 林 新一 〒396−0011 伊那市伊那部狐島3826
  伊那スイミングクラブ TEL 0265−78−8866
 *飯田ブロック 委員 北原 亨 〒399−2565 飯田市鼎下山849
  下伊那園芸農協 
2.スタート1回制の導入について
FINAのルール改正に伴い、日水連の指導に基づき、本年度より、本県水泳連盟の主催する競技会は、要項に特別な記示はしなくとも、スタートの1回制により競技を行う。
従って、故意ではなくともフォルススタートをすると失格となるのでその旨を徹底する事。
3.監督者会議の開催について
日水連の指導に基づき、競技会の開催に当たり、できる限り監督者会議を設け、充分な内容把握の下で競技会を実施する。
尚、会場、環境及び様々な要素により細部が競技規則と異なる時は、監督者会議の申し合せにより実施する。
但し、都合により、監督者会議が設けられぬ時は審判長注意により、徹底をはかる事がある。
4.競技規則の周知徹底事項
FINAの規則改訂に伴い、2002年4月1日より日本水泳連盟の「競技規則」を改訂し実施する競技規則の大きな改訂に伴い、「競技役員の手引き」も見直され、より分かりやすい構成に仕上がっているので、登録チームの責任者には一読をお勧めします。
 ※以下に掲載した改訂点は、その主だったものだが周知徹底されたい。
@日本水泳連盟が主催する競技会は、全てスタートを一回制で行い、要項に掲載しない。
Aソフト・タッチについて、全自動装置が使用されている場合の折り返しおよびゴールはタッチ板の有効面にタッチし、十分な圧力を加え作動しなければならない。
B競技中は正当なスタートによって水に入る競技者以外の者は、水に入ってはならない。
競技中の全ての競技者が競技を終了し、審判長が競技の終了を確認する以前に水に入った場合、たとえこれから競技を行う競技者であっても、その競技者はその競技会における以後の出場資格を失う。
C背泳ぎ
イ)競技中は泳者の身体の一部が、常に水面上に出ていなければならない。
折返しの間、ゴールの時、およびスタート・折返し後の壁から15m以内の距離では身体は完全に水没してもよいが、壁から15mの地点までに頭は水面上に出なくてはならない。
口)折返しの動作中は、肩が胸の位置に対して垂直に倒れ、その後は連動した一方の腕のかき、あるいは連動した同時の腕のかきを、折返しの初期の動作に使用できる。
一度でも身体が、仰向きの状態でなくなったら、いかなる足のけりや腕のかきについても連動した折返し動作の一部でなければならない。
ハ)足が壁から離れれば、仰向けの状態に戻らなければならない。
二)ゴールタッチの際、泳者は仰向けの姿勢で壁に触れなくてはならない。
その際、身体は水没しもよい。
D平泳ぎ
イ)両腕の動作は、同時に左右対称に行わなければならない。
口)両足の動作は、同時に左右対称でなければならず、交互に動かしてはならない。
ハ)両腕は一緒に胸より水面・水中・または水上から前方に揃えて伸ばし、水面または体面下をかかねばならない。
二)肘は折返し前の最後の一かき、折返しの動作中、およびゴールにおける最後の一かきを除き、水中に入っていなければならない。
ホ)両手は、スタートおよび折返しの後の一かきを除き、ヒップラインより後ろに戻してはならない。
へ)両脚のけりは、後方の外側に向かわなければならない。
あおり足・バタ足・および下方へのドルフィンキックは、いかなる場合も許されない。
足が水面より出ることは、下方へのドルフィンキックでない限り違反とはならない。
Eバタフライ
イ)スタート、および折返し後、最初の腕のかき始めから、身体はうつ伏せでなければならない。
口)競技中、両腕は水面上を同時に前方に運び、同時に後方にかかなければならない。
ハ)全て両足の上下動作は、同時に行わなければならない。
平泳ぎの足の動作は許されない。
二)折り返し、ゴールタッチは水面の上、もしくは下で両手同時に行われなければならない。
F競技会におけるプールの水温は、25〜28℃を基準とすること。
G全ての競技会において競技者は水着を着用しなくてはいけない。
水泳着は、見苦しいもの、不謹慎な水泳着の着用を禁ずる。
審判長は、競技者の水泳着が規定に当てはまらない時は、その競技者の出場をやめさせる。
※本年度よりセパレーツはOK。透けているもの等、不謹慎なものは不可。
H全ての競技者、監督、コーチおよび役員は競技会の競技場では、大きさ16cu以内の商標・商標名を付けた水着および衣服・持ち物を着用したり、携行することができる。
また、メーカーの商標・商標名の他に、本連盟に承認された16cu以内のスポンサーロゴマークを一個、付けることができる。
メーカーの商標は、前項の大きさ以内であれば重複してもよいが、商標名は一ケ所しか使用できない。
この項目に違反した者は、本連盟の審査によって登録競技者の資格を失う。
I競技会において使用する施設、設備、機器類は、本連盟によって公認されたものでなければならない。
又、公認されたもののうち、最高の機能を有するものを使用するよう努めなくてはならない。
競技会の参加にあたって
1競技者登録について
この要項に記載してある競技会に出場する競技者およびチームは、すべて日本水泳連盟の競技者登録・団体登録を完了したものに限る。中学校関係大会、国民皆泳大会の参加者はその限りでないが、出来るだけ登録を完了することが望ましい。ただし登録を抹消された者はすべての公式競技会および公認競技会には出場できない。
2標準記録突破について
(1)この要項に記載してある標準記録突破者とは各、リレー、メドレーリレーの第一泳者および1500m自由形の800mにおける正式時間を含む。
ただし各大会において定めのあるものについては、この限りではない。
(2)自動審判計時装置による記録で1/100秒の位は対象としない。(切り捨てて1/10の位で判定する)
(3)標準記録を設ける競技会への出場に当り、そのチームの責任者は標準記録を厳守する
事。
違反した選手を出場させたる時は競技者及ぴ所属チームに制裁を課す事がある。
※標準記録については指定した期間内(指定無き時は満1年未満)に実施された公認、公式大会に於いて突破した記録に限る。
但し、県内大会に限り、各チームが責任をもって実施した記録会での突破も認める。
尚、その記録会については、〔期日、会場〕を明らかにし、代表者、もしくは準ずる者の立ち合い及び1年間記録を保管する事を義務づける。
3棄権者について
この要項に記載してある競技会に於て、選手が棄権した場合(決勝種目)1種目につき1,000円、リレーは2,000円の棄権料を納めなければならない。
ただし、学校教育関係の大会は除く。
※棄権の届け出は少なくとも、1時間前までに申し出ること。
4フォルススタートの失格について
2002年度から競技規則が改定され、スタートは1回のみとなったので、十分注意すること。故意であるか否かに拘わらず、1回目のスタート違反者は失格となる。
その場合、失格通告は競技終了後になされる。
5不行跡行為等の制裁について
故意に競技の進行を妨げたり、大会の品位を著しく傷つける行為等に対しては、行為者および所属チームを含め、制裁を課すことがある。
6商標の規制について
全ての競技者、監督、コーチ、および役員は競技会の競技場では、16cu以内の商標・商標名を付けた水着および衣服・持ち物を着用したり、携行することができる。
また、メーカーの商標・商標名の他に、本連盟に承認された16cu以内のスポンサーロゴマークを一個、付けることができる。
メーカーの商標は、前項の大きさ以内であれば重複してもよいが、商標名は一ヶ所しか使用できない。
この項目に違反した者は、本連盟の審査によって登録競技者の資格を失う。
7監督者会議の出席について
監督、コーチは、競技会要項を熟知すると共に、競技会前の監督者会議には必ず出席し、決定された指示や、連絡事項を競技者に適切に伝達すること。
8競技会中に生じた怪我等について
競技会中に生じた怪我等については、その場の応急処置は行うが、それ以上の責任は負わない。
9診断書、同意書の提出について
日本選手権、ジュニアオリンピックカップに出場する中学生以下の競技者は医師の診断書、保護者の同意書を必要とする。
10コンピューターに依る、競技者登録、競技会申込手続きについて
本年度より個人登録、団体登録及び競技会申込手続きがコンピューターにより行われる。
日本水泳連盟主催競技会について
競泳及び飛込みについては決勝、準決勝もしくは出場資格に制限のある予選、その他の競技種目については予選を含む全競技に対し、棄権1回につき3,000円。ただし、リレー競技は5,000円、水泳競技は10,000円の罰金を所属加盟団体及びチームと連帯して支払う義務を負う。ただし、棄権の理由が、競技会の期間中にアリーナ内でこうむった負傷による場合に限りこれを免除する。実施する競技は、全国ジュニアオリンピック、日本選手権大会、日本学生選手権その他定めのある大会とする。
記録の報告について
要項(登録団体に配布済み)47〜48ページを参照に確実に実施されたい。